「あの頃は貧しくて何ひとつ思い通りにはならなかったけど、おかげでちょっとしたことでも満足できるようになったし、変な欲に悩まされずにすんでいるんだ」 p.38
「僕たちの子供は何不自由なく暮らしているけれど、こんな子供時代は幸せでないかもしれない」 p.38
『ウイルスバスターの冒険』(2000 S.チャンら)より
我が子に対して、何をあたえるべきなのか、そして何を与えないべきなのか、考えさせられます。経済的な理由で子どもを持ちにくいのは、主に教育費がしめていることを考えると、貧乏生活が子どもの教育にとってよいといえるなら、少し希望が持てます。ハングリー精神が果たして伝えることができるか。
禍福は糾える縄の如し、と言いますが、何がその子の将来にとって福をもたらすかはわかりませんね。
ウイルスバスターの冒険―トレンドマイクロ創業物語(2000 S.チャンら)