[Java] 1分でわかる java.langパッケージの概要

java.langパッケージは暗黙的にimportされます。

 
  • 数値処理クラス --- Math, Integer, Boolean, Double …
  • 文字列クラス --- String, StringBuilder, StringBuffer
  • オブジェクト操作クラス --- Object, Class
  • 例外処理のクラス --- Exception, Throwable, StackTraceElement
  • スレッドのクラス --- Thread
数値処理にはMathクラスとラッパークラスがあります。
ラッパークラスはプリミティブ型をオブジェクトにして、変換・操作するためのクラスです。Boolean・Byte・Integer・Doubleなどがあります。
Stringクラスは固定的な文字列を扱うクラスです。
可変の文字列を扱う場合は、文字列バッファのStringBuilderかStringBufferクラスを利用します。StringBufferはやや処理が遅いですが、複数のスレッドでの利用が考慮されています。

ObjectクラスとClassクラスはオブジェクト操作のためのクラスです。
例外処理のクラスには、Exception・Throwable・StackTraceElementがあります。主に利用するのはExceptionクラスです。Throwableはすべての例外のスーパークラスです。
Threadクラスは、JVMでマルチスレッド処理をするためのクラスです。
参考
Javaポケットリファレンス p102

大好評のロングセラー『Javaポケットリファレンス』の増補改訂版。「逆引き形式で目的からすぐ探せる」「サンプルコードを見ながら具体的な実装のイメージがつかめる」という特徴で、現場で困ったときにすぐ役立ちます。Java7/8で新たに追加された作法・追加機能に対応。