Fatal: ファイル C0X32.OBJ が開けません
というエラーに遭遇しました。
前はだいぶ以前にインストールしたので、すっかり忘れていたので
bccの初期設定をここに記録しておきます。
bccはインストールといってもアーカイブファイルを展開するだけのようで、
パスを通したりの設定は手動でやる必要があるようです。
設定方法はインストール先のREADMEに書いてあるのですが、
今回見逃していて、少しネット散策するはめになりました。
設定ファイルbcc32.cfgとilink32.cfg
コンパイラオプションの設定ファイルbcc32.cfgにインクルードパスとリンクオプションを、-I"c:\Borland\Bcc55\include" -L"c:\Borland\Bcc55\lib"
(c:\Borland\Bcc55はインストールしたパスです)
あと、リンカの設定ファイルilink32.cfgにリンカオプションを設定する必要があります。
-L"c:\Borland\Bcc55\lib"
これらのファイルがbccのbinフォルダにないと、標準ライブラリを使うことができません。
コンパイラ設定ファイルがない場合は、ヘッダが見つからず、
リンク設定ファイルがない場合は、上記のリンクエラーになります。
てっきり、デフォルトで設定されているのかと思っていたのですが、
標準ライブラリもオプション指定をしないといけないのですね。
パス設定
ちなみに、ついでにWindows2000以降のパス設定についてもメモしておきます。(Windows Vistaで確認しました)
コントロールパネル→システムの「詳細」タブに「環境変数」があります。
下のシステム環境変数の中からPathを見つけ、「編集」します。
パスはセミコロンで区切られている(一番最後には付けない)ので、
最後尾にセミコロンの後に追加するパスを記入します。
各パスの終端はバックスラッシュ(で表示されないけど)を付けます。
C:hoge\;C:piyo\foo\;C:\bar\