TestDiskで分析したときに、パーティションが認識されず、単純なミスにちょっとハマったので、その顛末をメモします。
TestDiskは、アクセスできなくなったHDDの中身を分析して、パーティションテーブルを復元してくれるソフトです。具体的な使用方法は、他の記事を参照してください。
■問題:Deep Searchをしたのに結果が表示されない
Deep Searchまで実行したものの、何もパーティションが表示されない。
■TestDiskの基本的な操作の流れ
以下のような順番で操作を進めました。- [No Log] 動作履歴を残すか?(今回は不要)
- [Proceed] 分析するハードディスクを選ぶ
- [Intel] 分析対象のタイプを選ぶ(ここではWindowsなのでIntelかEFI GPT)
- [Analyse] 分析し、失われたパーティションを探す
- [Quick Search] 基本構造を調べる
- [Deep Search] (必要なら)全体をスキャンする(不要なパーティションが細分化されやすい)
■原因:TestDiskで指定する対象として、パーティションとデバイスの違いに注意
単純なミスなのですが、上記画面を見てもらうと、(Drive F: 1034MB)となっています。つまり、HDDの中の認識できているパーティションの中身を分析していたのでした。
正しくは、2.の操作の中で/dev/sdbなどとHDDをデバイス単位で指定する必要があるということです。
500GBのHDDが認識されています。
TestDiskは便利なツールで、これまでにも何回かお世話になっています。