この秘密は、「サンプル ピクチャ」に隠されています。実は、設定ファイルが英語のファイル名を無理やり日本語名で表示するように制御しているのです。
フォルダオプションで、[すべてのファイルとフォルダを表示する]にチェックを入れ、[保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない]のチェックを外すことで、この隠された設定ファイル「desktop.ini」が表示されます。
「desktop.ini」はテキスト形式なのでメモ帳などで閲覧でき、そこには2つのことが書かれています。
1. 「SampleRes.dll」というライブラリをもとに各画像ファイルの表示名を制御すること。
2. 「Sample Pictures」というフォルダ名を「サンプル ピクチャ」表示させるように制御すること。
このように、エクスプローラで日本語の名前で表示されるのは、OSを使っている日本人向けの配慮のようです。ちなみに、ほかの国の言語パックを入れるとちゃんと表示名が変更されるそうです。
( 日本語版、英語版、韓国語版)
以上のことから、消してしまった「サンプル ピクチャ」をコピーして復旧するときは、隠しファイルになっている「desktop.ini」も一緒にコピーされているかを注意する必要があります。
参考サイト
「Windows 7 のパブリックフォルダにあるサンプルの表示名」
http://snow-white.cocolog-nifty.com/first/2010/01/windows-7-8b1c.html