■状況
起動時にブルースクリーンになり、修復モードで再起動する。停止コード:0xc000021a
■対応1: chkdsk
修復モードからコマンドプロンプトが起動できたので、chkdskを実行しました。一応、通常終了して、ファイルシステムが修正されました。
■対応2: システムの復元
調べてみると停止コード:0xc000021aへの対応として、システムの復元でうまくいった事例がありました。直近の復元ポイントがあったので、システムの復元を試みました。
しかし、結果としては、「不明なエラー(0x80070017)」になり、「c:\windows\globalizaiton\els\spelldictionaries\MsSp7en-US.lexを抽出できませんでした」と表示されました。
対応3:スタートアップ修復
スタートアップ修復においても正しく修復されませんでした。
■結果
とりあえず、時間もなかったのでそのままにしました。「PCのリフレッシュ」などでは戻りそうな感じでしたが、「MsSp7en-US.lex」について調査後に対応することにしました。
■MsSp7en-US.lexとは
MsSp7en-US.lexは、windowsのosの自然言語コンポーネント(Natural Language Components)に関連したdllです。自然言語コンポーネントが正常に動作するのに必要なシステムファイル(Microsoft English Natural Language Server Data and Code)です。
類似したdllには、MSSP7EN (Spelling)、MSTH7EN (Thesaurus)、MSHY7EN (Hyphenation)があり、windowsやofficeにおいて綴りや文法エラーのチェックなどの機能を提供しています。
■MsSp7en-US.lexにエラーの発生する原因
- プログラムをアンインストールしたときに、一緒に削除されてしまった
- プログラムをインストールした時に、他のプログラムと互換性のバージョンに上書きされてしまった
- レジストリ・エントリの整合性が崩れてしまった
- ハードディスクに何らかの問題がある
■対処法
1.まずはシステムのウィルススキャンをする
エラーがマルウェアに由来するものでないことを確定させます。2.mssp7en.lexをレジストリに登録し直す
通常、プログラムがインストールされると、レジストリにファイルが登録されます。もし、正常に登録されていない場合、コマンドから登録し直すことで、自然言語コンポーネントが改善することがあります。
regsvr32 C:\Windows\System32\mssp7en.lex
mssp7enのファイルパスはシステムによって違うので、要確認です。
正常に登録された場合は、メッセージウィンドウで確認できます。
3. システムファイルの修復をする
ウィンドウズのシステムファイルが破損していたり、なくなってしまった場合、それを置き換えるのにコマンドsfcはとても有効です。sfc /scannow